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Villa-OS 統合ピッチ資料
Sota / 2026年4月 Confidential
スキーム最新状態(2026/5/2): 所有形態は
「共同名義 + サブリース」方式 を検討中。3人のオーナーが共同名義で不動産を所有し、運営会社(Villa-OS)にサブリース。オーナーの所得は不動産所得となり、減価償却→損益通算が可能。簡易宿所登記による
3年償却 の可能性も判明(COCO VILLA先例あり)。税理士への追加確認事項あり。詳細は
12. スキーム比較 および
10. リスク を参照。
1. Why — なぜこの事業をやるのか
「節税を正面から設計した別荘サービスが存在しない。」
— ヒアリングで見つけた空白
年収2,000万クラスの経営者は別荘に興味がある。だが数千万は出せない。NOT A HOTELは3,000万〜。SANUは月額制で何も残らない。ワンルーム投資は自分で使えない。中古高級車は2年で償却後、維持費だけ。
「600万なら法人から出せる。しかも節税になるなら。」
— 複数の経営者から同じ反応を得た
Blue Ocean
NOT A HOTELの下 ワンルーム投資の上
なぜ「今」なのか — 3つの構造変化:
(1) 2019年 建築基準法改正: 200平米未満の戸建→宿泊施設への用途変更が大幅に容易に。日本の戸建の90%が対象。これ以前は法的に実行困難だった
(2) 2020年 海外不動産節税封じ: 国外中古建物の損益通算が不可に。国内の築古木造が代替先として浮上
(3) コロナ後の需要爆発: 一棟貸し需要の恒常化、インバウンド地方分散(+14%)、ホテル代金高騰による民泊シフト
2. What — 何をやるのか
ワンライナー
築古木造別荘のリノベ × 共同所有で、経営者に「節税 + 別荘体験」を提供する運営プラットフォーム。
[オーナー A・B・C] ── 各633万 ──> [不動産 共同名義(持分各1/3)]
│ サブリース(一括賃貸)
[Villa-OS(Sotaの法人)]
│ 簡易宿所として運営
[一棟貸し宿泊業]
│
+──────────+──────────+
[Villa-OS] [オーナー] [ゲスト]
運営手数料25% 賃料収入=不動産所得 宿泊体験
PF 400万 減価償却→損益通算
体験PG 35万 利用権(月5日)
節税の仕組み(サブリース方式):
構造: オーナーが建物を所有 → Villa-OS(運営会社)にサブリース → Villa-OSが簡易宿所として運営。オーナーの所得は「不動産所得」(建物の賃貸)。
減価償却: 簡易宿所登記の場合、木造の法定耐用年数は17年 (住居用22年より短い)。築17年超なら簡便法で3年償却 が可能(COCO VILLA先例あり)。耐用年数通達1-1-5により、借主(運営会社)の用途で判定される。
損益通算: 減価償却費 > サブリース賃料 → 不動産所得の赤字 → 給与所得と損益通算。
要確認: ①簡易宿所登記による17年適用の可否 ②リノベ費用の50%ルール回避策 ③サブリース賃料の適正水準 ④オーナー自己利用日の税務処理 — 全て税理士に確認予定
3. How — どうやるのか
世界観: 「還る場所 — 火のある場所に、還ろう。」
モード 名前 使い方
Mode A 火を囲む 経営者合宿。焚き火しながら事業の壁打ち
Mode B 森に帰る 家族で。子どもと泥だらけになる週末
Mode C 消える 一人でサウナ入って、何もしない金曜の夜
SANUは新築×サブスク。NOT A HOTELはテック×ラグジュアリー。僕らは「築古を蘇らせる × 共同所有 × 運営OS」 。差別化は「面倒なことを全部引き受ける」こと。物件選定からリノベ、宿泊運営、ゲスト対応、清掃手配、オーナー間の調整まで、出資者は一切何もしなくていい。
ターゲット
出資者
年収 2,000万前後 の経営者(IT系CEO優先) 1口 633万円 (法人から決裁しやすいレンジ)
利用者(ゲスト)
経営者合宿(平日)
ファミリー(週末)
リモートワーカー(平日穴埋め)
4. ユニットエコノミクス(1棟・3人共同所有)
出資者の目線(1人あたり・年間)
項目 金額
出資額 633万
年間節税(償却104万 × 税率30%) +31万
年間収益分配 +111万
年間維持コスト -25万
4年間累計回収 469万(74.1%)
売却込みトータル 722万(114%回収)
利用権 年60日(月5日)
損益分岐点: 稼働率 13.4% でプラス。 節税効果だけで維持コストをカバーできる構造。稼働率0%でも節税31万 > 維持費25万 = ネットプラス6万。
Sotaの目線(1棟あたり・年間)
項目 金額
初期プロデュースフィー 400万 (初年度のみ)
年間手数料(売上の25%) 166万 (v6ベース)
年間体験PG 35万
Sotaは資本リスクゼロ。投資原資は全額出資者から。PFフィーで足元を固め、ストック収入で企業価値を積み上げる。
5. Numbers — 5年計画(コンサバ)
棟数推移
1年目 2年目 3年目 4年目 5年目 累計
コンサバ版 1 1 2 2 3 9棟
さらにコンサバ版 1 1 1 2 2 7棟
稼働率: 30% → 35% → 40% → 42% → 45%(段階的改善前提)
Sota P/L(コンサバ9棟版・万円)
項目 1年目 2年目 3年目 4年目 5年目
手数料収入 62 216 493 862 1,386
体験PG収入 35 70 140 210 315
PFフィー 400 400 800 800 1,200
人件費 0 0 -250 -250 -500
1,701万
5年目ストック収入 (PFフィー除く)
7,206万
企業価値(PER6倍) ストック利益ベース
1.4〜2.4倍
橋田さんリターン(売却益) PER 6-10倍 / コンサバ9棟
橋田さんのリターン(売却益ベース)
橋田さんのリターン = EXIT時の株式売却益(企業価値 × 20%)。配当ではなく、EXIT時の売却益がメイン。
シナリオ PER 企業価値 橋田さん持分(20%) 投資倍率
コンサバ(5年9棟) 6倍 7,206万 1,441万 1.4倍
8倍 9,608万 1,922万 1.9倍
10倍 12,010万 2,402万 2.4倍
さらにコンサバ(5年7棟) 6倍 5,124万 1,025万 1.0倍
8倍 6,832万 1,366万 1.4倍
10倍 8,540万 1,708万 1.7倍
売却益の計算: 企業価値 = 5年目ストック営業利益 × PER倍率。橋田さん持分 = 企業価値 × 20%。
PER相場: プロパティマネジメント会社は PER 8-12倍が一般的。PER 6倍は保守的な想定。
※ 配当(BECOME利益 × 20%)は別途発生しうるが、メインの回収手段はEXIT時の売却益。
1,000万の投資で、コンサバ9棟×PER 6倍でも1,441万(1.4倍)。PER 8-10倍なら1,922〜2,402万(1.9〜2.4倍)。
感度分析(ワーストケース)
シナリオ 稼働率 単価 5年目棟数 ストック利益 PER6倍企業価値
ワースト 40% 4.0万 8棟 約750万 4,500万
ベース 45% 4.5万 9棟 1,201万 7,206万
ベスト 50% 5.0万 10棟 1,709万 10,254万
ワーストでも橋田さんの20%持分は約900万。PER 8倍評価なら約1,200万で元本回収。
6. Moat — なぜ他がやらないか
不動産投資会社がこの領域に参入しない理由は5つある。
1. 別荘の運営が面倒すぎる
ワンルームは「売って終わり」。一棟貸しは1泊単位のゲスト対応、清掃手配、トラブル対応を延々やらないといけない。不動産屋はこれをやりたがらない。
2. 稼働率が読めない
ワンルームは「家賃○万円×12ヶ月」でシミュレーションが作れる。別荘は季節変動が激しく、数字で売りにくい。
3. 出口が見えない
別荘地の不動産は流動性が低い。「5年後にいくらで売れるか」が読めないので、投資商品としてパッケージしにくい。
4. 共同所有はトラブルの温床
オーナー同士の利用日調整、修繕費の按分、退出者の持分処理。普通の不動産会社は「売りっぱなし」にしたい。
5. 単価が小さすぎる
1棟1,900万 × 3口 = 633万/口。ワンルーム投資は1戸3,000万。手数料ビジネスとしてはワンルームの方が単価が大きい。
要するに、「面倒で、読めなくて、出口が不透明で、人間関係が発生して、単価が小さい」。 だから誰もやらない。
僕の価値は、この面倒を全部引き受けること。テック(スマートロック、PMS、チャネルマネージャー)でオペレーションを効率化しつつ、体験設計とコミュニティ運営で出資者の満足度を担保する。
7. Exit — 誰が買うか
Tier 1(最有力3社)
買い手 なぜ買うか
温故知新 空き家再活用を公言。年5棟ペースで拡大中。野村不動産がバック。9棟の一括取得は「2-3年分の施設を一気に獲得」できる案件
オープンハウス 2025年にホテル新ブランド「KUON」で参入。海外不動産の節税規制後、国内の富裕層向け投資商品を探している
SANU 2028年上場目標。300棟体制に向けてM&Aでのロールアップが合理的
8. Ask — 橋田さんへのお願い
投資条件
1.4-2.4x
想定リターン(PER 6-10倍)
次のステップ
1. 世界観の方向性合意
「還る場所」のコンセプトで進めてよいか
2. PL前提値の握り
稼働率・単価・棟数計画の「これでいこう」ライン
3. 税理士確認済 → 次のアクション
所有形態は「共同名義」に確定。次は①共同名義の運営ルール設計 ②リノベ前貸出の具体的段取り ③物件取得時の登記手続き
橋田さんに期待すること
スタートアップ界隈の人脈 — 出資者候補となる経営者の紹介
EXIT候補への接点 — 温故知新・SANUのCEOへのブリッジ
事業の筋を見る目 — 「それはズレてる」を早く言ってもらうこと
9. 1棟目の具体計画
2026年5月
税理士相談 ✓済 — 共同名義方式に確定。減価償却設計も方針決定
2026年5-6月
物件選定 — 房総エリアで築22年超・500万以下の候補3-5件
2026年6月
出資者1人目確定 — 橋田さんの人脈 or 自力営業
2026年7月
共同名義で物件取得 — 3名の出資者確定後、持分各1/3で登記
2026年10月
簡易宿所許可取得 — 保健所申請
2026年11月
1棟目オープン — OTA掲載開始、稼働率30%目標
1棟目の実績(稼働率・ゲスト満足度・オーナー体験)が全てを決める。ここで数字を出せれば、2棟目以降は加速する。
10. リスク(正直に)
リスクを隠すつもりはない。全部伝えた上で判断してほしい。
CRITICAL → RESOLVED
1. 税務リスク(税理士確認済 2026/4/24)
解決済: 合同会社はパススルー課税にならないことが確定 → 不動産共同名義方式に変更。
3人の共同名義で登記し、代表者口座で収支管理、1つの決算書を3等分。親族共同名義の賃貸不動産で広く実施されている手法。
減価償却: リノベ前に貸出実績を作ることで簡便法4年を適用。リノベ費用は残存年数で別途償却。設備(エアコン等)は分割計上で本体圧縮。
損益通算: 不動産所得の赤字は給与所得と損益通算可能 (借入なし前提で制限なし)。
残存リスク:
・共同名義は売却時に3人全員の合意が必要(1人でも反対すると動けない)
・「最初からリノベ前提だった」と疑われるリスク(貸出実績の実態が重要)
・赤字継続は「個人利用目的」疑いのリスク → 宿泊収益の適正計上が前提
・税理士所見: 「共同所有は揉めることが多いのでおすすめしない」 (対策は運営ルールの事前合意で軽減)
MODERATE
2. 稼働率リスク
年間45%はコンサバに見積もっているが保証はない。ただし損益分岐点は稼働率13.4%。稼働率30%でも年間ネットは黒字。
MODERATE
3. リノベコスト膨張リスク
築古物件はリノベ時に想定外の不具合が見つかる可能性。予算の10-20%をバッファとして見込み済み。
MODERATE
4. 流動性リスク & EXIT設計
共同所有の持分は「明日売りたい」で売れない。4年償却後の売却を前提に合意するので突発的売却需要は発生しにくい設計。
持分譲渡(EXIT)の仕組み:
・1/3の持分権は他者への売却が可能 (会社法585条。定款で譲渡要件を設定)
・優先買取権 : 既存オーナー → 運営会社 → 外部の順で買取権を持つ
・価格算定 : 定款に「物件鑑定額÷3」等の計算式を明記
・譲渡制限期間 : 最初の1-2年はロックアップ(短期転売防止)
・物件丸ごとの売買は共同所有者全員の同意が必要 (定款で「2/3以上」に変更可)
・運営会社が拒否権を保有(反社チェック・コミュニティフィット確認)
※ 税務上の譲渡益課税・みなし譲渡等は税理士確認事項。減価償却は最初のオーナーで終了するため、転売時は別の訴求が必要。
MODERATE
5. 共同所有のトラブルリスク(税理士も指摘)
税理士からも「共同所有は揉めることが多い。おすすめしない」 との所見あり。売却時に3人全員の合意が必要で、1人でも方針変更すると身動きが取れなくなる。
対策: ①書面による運営ルール(利用日配分・修繕費按分・売却ルール)の事前合意 ②Sotaが運営代行兼仲裁役 ③「近接物件を個別取得」も将来の選択肢として検討(税理士推奨)
MODERATE
6. 節税訴求のみだと響かないリスク
節税メリットは重要な要素だが、それだけでは出資者に響かない。Villa-OSの本質は「自分だけの別荘を仲間と持つ体験価値」 と「運用される資産としての価値」 。節税は入口の一つであり、体験価値と資産価値を伝えきれなければ出資者のLTV(継続率・紹介率)は上がらない。
MODERATE
7. 建物の構造リスク(目に見えない老朽化)
築古物件はシロアリ被害、カビ、配管腐食、基礎のひび割れなど、表面からは見えない老朽化リスクがある。リノベ後に発覚すると追加コストが大きい。対策: 物件取得フローに「建物インスペクション(建物の人間ドック)」 を組み込む。専門資格を持つインスペクターが床下・屋根裏・壁内部を検査し、構造上のリスクを事前に洗い出す。インスペクション結果を出資者にも共有することで透明性を担保する。
エリア選定の指針(不動産コンサル知見)
エリア 評価 理由
熱海 ◎ 最有力 JR直通、駅から20分で旧温泉街。20年前の温泉街が寂れ → 悠久物件が見つかりやすい。レンタカーでもアクセス良好
真鶴 ◎ 有力 浜も近く東京からのアクセス良。リゾート感あり
館山 ○ ゴルフ層向け ゴルフ目的なら適。それ以外の場合は優先度下がる
南房総 △ 鈍行のみでアクセス悪い。ゴルフ目的以外は不向き
箱根 △ 注意 JRが通っていない。交通の便に課題
伊豆(立山含む) × 回避 交通の便が悪すぎる
物件選定のリアルライン(専門家知見)
・土地+建物500万 → かなり築古、駅徒歩圏外(バス25分等)が想定ライン
・延べ床30-40坪、土地50坪程度の物件を狙う
・水回りが最重要チェックポイント — リノベで最も難しく、費用がかさむ部分
・物件探しはレインズで。エリアを絞って地元業者と密接に動くのが現実的(多エリア並行は破綻する)
Go-to-Market:アンテナショップ戦略
・1棟目は「趣味の範囲」で割り切り、仲間内で全力で楽しめる場所にする
・結果として一般ゲストからも支持されるようになる = 口コミドリブン
・最初からビジネス最適化するのではなく「これは楽しい」の体験が先
・利益は後からついてくる構造
11. 運営体制 & 法務設計
「面倒なことを全部引き受ける」を実現するための体制。出資者は何もしなくていい状態を、どう構築するか。
A. オペレーション体制
機能 担当 詳細
物件選定・交渉 Sota + 地元不動産業者 ポータルサイト+地元業者ネットワークの並行体制
建物インスペクション 第三者機関 「建物の人間ドック」。シロアリ・カビ・傾き・雨漏りを事前調査
リノベ設計・施工 固定パートナー業者 体験価値に直結する箇所に集中投資
許可取得 行政書士 簡易宿所営業許可・消防設備・保健所対応
清掃・リネン 地域委託 1回1.5-2.5万円。チェックアウト後の即清掃体制
集客(OTA) Sota + AirHost Airbnb+楽天STAY+一休.com。ダイナミックプライシング導入
予約管理 Villa-OS管理システム オーナー利用とOTA貸出の自動切替
ゲスト対応 運営代行 or Sota 24時間対応体制。テンプレート+緊急連絡先
保険 施設賠償責任保険 年間10-15万円。AirCover(Airbnb経由のみ)に加え、全OTA対応の保険加入
B. 利用ルールの公平性設計
繁忙期(GW・お盆・年末年始): ドラフト制。毎年ローテーションで選択順が変わる
通常期: Rolling Reservation(先着順、最大2ヶ月先まで)
未使用日: 自動でOTA貸出に回る → 収益化
Pacaso(米国)が証明済みの公平性設計を採用。オーナー間のトラブルを仕組みで防ぐ。
C. 持分EXIT条項
Step 1. 退出希望者は90日前に通知
Step 2. 残存出資者に30日間の先買権 を付与
Step 3. 不行使の場合、Villa-OS(Sota)が買い手を仲介
Step 4. 売却価格は第三者鑑定評価 or 直近NOIベースの算定式(定款で事前合意)
退出ルールを事前に合意することで、共同所有の最大リスク「抜けたい時に抜けられない」を構造的に排除する。
D. ユニットエコノミクス(1棟あたり・Villa-OS視点)
~2,000万
LTV 管理手数料166万+体験PG35万 × 平均10年運営
50-100万
CAC 体験会イベント費 + Sotaの時間(紹介ベース)
20-40x
LTV/CAC比 SaaS基準の3倍を 大幅に上回る
初年度
Payback Period PFフィー400万で 初年度に即回収
LTV内訳: 管理手数料166万/年 + 体験PG35万/年 = 201万/年 × 平均運営年数10年 = 約2,000万
CAC内訳: 出資者獲得コスト ≈ 体験会イベント費 + Sotaの時間 ≈ 50-100万/棟 (紹介ベース)
LTV/CAC比 20-40倍 は、SaaS基準(3倍で健全)を大幅に超える。不動産OSの強固な収益構造。
E. OTA手数料比較(参考)
OTA 手数料 特徴
Airbnb 3%+ゲスト14% 一棟貸し最強。インバウンド
楽天STAY 3% 最安。自動マルチ配信
Booking.com 12% 欧米インバウンド
一休.com ~10% 富裕層特化
AirHost(チャネルマネージャー)で全OTAを一元管理。楽天STAYの3%は利益率に直結するため、国内客の集客軸に据える。
12. スキーム比較 — どの構造で進めるか
オーナー3人が不動産を持つ方法は複数ある。それぞれのメリット・デメリットを比較し、最適な構造を選ぶ。
A. 所有形態の比較
共同名義(民法共有)
任意組合(民法667条)
合同会社(GK)
LLP(有限責任事業組合)
パススルー課税 ○ ○ × ○
個人の損益通算 ○ △特定組合員規制あり × ○
有限責任 × × ○ ○
設立コスト 0円 契約書のみ 6万円〜 6万円〜
維持コスト 低 中 高法人税申告・均等割7万/年 中
持分譲渡 自由 契約次第 可能 困難
実務の重さ 軽い 重い口座開設困難 中 中
税理士の評価 「現実解」 「実務が重い」 「パススルー不可」 未相談
結論: 共同名義が最もシンプルで実務的。 節税(損益通算)を訴求するなら、パススルー課税が必須 → 合同会社はNG。任意組合はパススルーだが実務が重く、特定組合員規制のリスクもある。共同名義が「税理士も認めた現実解」。
B. 運営形態の比較
サブリース(一括賃貸)
管理委託(運営代行)
直接運営(オーナーが自ら)
オーナーの所得区分 不動産所得 (確実)事業所得 or 雑所得 (判断が分かれる) 事業所得 or 雑所得 (判断が分かれる)
損益通算 ○ 不動産所得の赤字→通算 △ 雑所得なら不可 △ 雑所得なら不可
所得区分リスク 低い 「建物を貸しているだけ」 高い 国税庁は民泊=雑所得 高い 副業なら雑所得リスク
旅館業許可の取得者 運営会社 オーナー オーナー
オーナーの手間 ゼロ 少ない 大きい
結論: サブリース方式が最も安全。 オーナーは「建物を運営会社に貸しているだけ」なので、所得区分は確実に不動産所得になる。管理委託や直接運営だと、宿泊業の所得が「雑所得」と判定されるリスクがあり、雑所得の赤字は損益通算できない。
C. 競合はどうやっているか
SANU
NOT A HOTEL
COCO VILLA
Villa-OS(案)
所有形態 共有持分 (1棟420口) 区分所有 or 信託受益権 共有持分 (1棟25口) 共同名義 (1棟3口)
運営構造 管理委託 +固定買取 サブリース類似 (固定収入保証) 運営代行 サブリース (一括賃貸)
節税訴求 法人向けのみ なし (体験価値で売る) 強く訴求 3年償却あり (サブで訴求)
所得区分 不明確 不明確 事業所得 不動産所得
耐用年数 — — 17年(旅館用) →3年償却 17年(旅館用) →3年償却
1口あたり 375万〜 3,000万〜 1,000万〜 633万
EXIT 4年後〜 セカンダリー 3年後〜 マーケットプレイス — 5年超保有 →長期譲渡
Villa-OSの位置づけ: NOT A HOTELのサブリース構造 + COCO VILLAの節税ロジック(簡易宿所登記→3年償却)のハイブリッド。
NOT A HOTELと違い節税メリットを訴求できる。COCO VILLAと違い633万円という手の届く価格帯。SANUと違い「自分たちの別荘」感が強い(3人で1棟 vs 420人で1棟)。
D. 推奨スキーム: 共同名義 + サブリース
推奨構造図
[オーナーA]──┐
[オーナーB]──┤── 共同名義で不動産所有(持分各1/3)
[オーナーC]──┘ │
各633万出資 │ サブリース(一括賃貸・月額固定 or 売上連動)
▼
[Villa-OS(Sotaの法人)]
│
│ 簡易宿所許可取得・運営
▼
[宿泊ゲスト]
節税の柱(維持される)
建物の減価償却費がサブリース賃料を上回る → 不動産所得の赤字
赤字を給与所得と損益通算 → 所得税・住民税の還付
簡易宿所登記なら3年で全額償却 (COCO VILLA先例)
ネット節税効果: 約+64万円/人 (6年間、出口課税差引後)
別荘体験の柱(維持される)
633万円でNOT A HOTELクオリティの別荘オーナー
年間60日 (月5日)の利用権
サウナ・焚き火テラス・高品質リノベ空間
経営者3人のプライベートコミュニティ
E. 3年償却の根拠と条件
項目 住居用(従来想定) 旅館用(新発見)
木造の法定耐用年数 22年 17年
築22年超の簡便法 22×20% = 4年 17×20% = 3年
年間償却額(建物350万) 87.5万円/年 116.7万円/年
全額償却までの期間 4年 3年
法的根拠
耐用年数通達 1-1-5: 「貸与されている減価償却資産の耐用年数は、貸与を受けている者(借主)の用途 に応じて判定する」
Villa-OSの場合、借主=運営会社(Villa-OS)が簡易宿所として使用 → 旅館用17年を適用。サブリース方式でもオーナー側で17年の耐用年数を使える。
COCO VILLA(ココザス)が同じロジックで事業展開中 。簡易宿所として登記→木造17年→3年償却を公式に訴求。
税理士に確認が必要な条件:
・不動産登記の建物種類を「居宅」→「旅館」に変更する必要があるか?
・リノベ費用の50%ルール(資本的支出が再取得価額の50%超で簡便法不可)の回避策
・オーナー自己利用日のサブリース賃料・経費処理
・「生活に通常必要でない資産」認定リスク(別荘扱いだと損益通算不可)の回避
F. 節税効果シミュレーション(1人あたり・6年間)
3年償却 (旅館用17年) 4年償却 (住居用22年) 22年償却 (50%ルール抵触)
建物の年間償却額 38.9万×3年 29.2万×4年 5.3万×6年
設備分離(即時損金) 43万 43万 —
保有中の節税合計 133万 133万 18万
出口課税(長期譲渡) -70万 -70万 -103万
最大のリスク: 50%ルール。 リノベ費用1,000万が建物再取得価額の50%を超えると、簡便法が使えず22年償却に。ネット効果は-86万(損)。
回避策: ①リノベ前にサブリース実績を作り、建物本体の耐用年数を先に確定 ②エアコン・家具等を建物から分離して個別計上し、資本的支出額を圧縮。税理士確認必須。
G. 橋田さんと決めたいこと
判断1: 節税を訴求するか?
訴求する場合: 共同名義+サブリース一択。税理士による構造設計が必須。ネット節税効果+64万/人。ただし「節税が主目的」と見られると税務リスクが上がる
訴求しない場合: 合同会社も選択肢に入る。有限責任・法人格のメリット。税務リスクほぼゼロ。NOT A HOTELモデルに近い
判断2: 所有形態をどれにするか?
推奨: 共同名義(節税ありの場合)
理由: パススルー課税、実務が軽い、税理士が「現実解」と評価
代替: 合同会社(節税なしの場合)
理由: 有限責任、法人名義で契約・許認可がシンプル
※ 任意組合・LLPは実務の重さと持分譲渡の制約でVilla-OSには不向き
税理士への追加確認事項(5月中に実施)
簡易宿所登記による17年→3年償却 はサブリース方式で適用可能か(耐用年数通達1-1-5の確認)
50%ルールの回避策 : リノベ前サブリース実績+設備分離で建物本体の資本的支出を50%以下に抑えられるか
サブリース中のオーナー利用 : 年60日の利用で「生活に通常必要でない資産」認定されないか
サブリース賃料の適正水準 : 売上連動75%は適正と認められるか
出口課税のシミュレーション : 保有中の節税 vs 売却時の課税、ネットでプラスか
Villa-OS — Confidential — Sota / 2026年5月